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教えて!オーロラ 契約書のこと、アポスティーユ認証のこと、英語のこと
2015.03.01

イタリアで提出する文書に付ける認証は、ややこしいケースが多いです。

たとえば、戸籍とそのイタリア訳に認証が必要な場合、①戸籍の現物には外務省が発行する「アポスティーユ」、②イタリア語訳には「イタリア領事認証」が、それぞれ必要なことがあります。

戸籍ではなく、大学の卒業証明書と成績証明書とそのイタリア語訳に認証が必要な場合には、①卒業証明書と成績証明書の現物には外務省が発行する「公印確認」、②イタリア語訳には「イタリア領事認証」が、それぞれ必要なことがあります。

 

他の国で提出する文書なら、戸籍の現物に「アポスティーユ」が必要なら翻訳文にも「アポスティーユ」、という風に、アポスティーユと領事認証が混在することは、基本的にはありません。

また、翻訳文については、英語が公用語ではない国でも英語の翻訳文を付ければOKな場合が多いですが、イタリアは、イタリア語でないとだめなようです。

当事務所で数多く手続きしたイタリア案件の中で、これまで1件だけ、「会社謄本の英訳にアポスティーユを取得する」というケースがありました。

他の国においては、これがごく普通のパターンなのですが、イタリアに関しては、イタリア語でなく英訳でOKという点と、翻訳にイタリア領事認証がいらないという点で、珍しい案件でした。

(おそらく、提出先がイタリアの民間業者であり公的機関ではなかったので、簡便な方法でOKだったのでは?と思っています。)

それから、さらに複雑なことに、翻訳に領事認証を取得するためには、イタリア大使館の翻訳者リストに掲載されている認定翻訳者による翻訳しか受け付けられません。

そのため、自分でイタリア語に訳せる方でも、リスト掲載翻訳者に依頼しなければなりません。

 

具体的な手続はどうなるか。

戸籍とそのイタリア訳に認証が必要な場合は、以下のようになります。

① 戸籍を取得して、外務省でアポスティーユを取得する。

② イタリア大使館の認定翻訳者に、イタリア語への翻訳と、イタリア大使館/領事館への出頭(翻訳の宣誓供述のため)を依頼する。

 

これが戸籍ではなく、「公共料金請求書のコピーとそのイタリア語訳に認証が必要」な場合には、手続が異なり・・・

① 公共料金請求書のコピーに公証人の認証を受ける。

② 公証人の認証を受けた①に法務局で証明を取得する。

③ 法務局で証明を取得した②に外務省でアポスティーユを取得する。

④ イタリア大使館の認定翻訳者に、イタリア語への翻訳と、イタリア大使館/領事館への出頭(翻訳の宣誓供述のため)を依頼する。

と、なんとも手間がかかり、時間もかかります。

 

イタリアで使用する認証書類のご準備においては、提出先やイタリア大使館/領事館に、よくよくご確認の上、十分な時間的ゆとりを持って行動なさってください。

 

● 余談になりますが・・・

イタリア大使館/領事館では、上記手続とはまた別に、「等価証明」(Dichiarazione di valore)という手続もあります。

日本の学校が発行する卒業証明書や成績証明書が、イタリアで発行されるものと同等であるという証明書で、イタリア留学の際によく必要になります。

これは、上記手続とは異なり、必ずしも大使館の認定翻訳者に依頼しなくても良いようです(現在では変わっているかもしれませんので最新情報を

ご確認ください)。

当事務所に、卒業証明書と成績証明書の等価証明の取得代行の申込みがあり、イタリア語訳のみ外部翻訳会社に依頼して、取得は当事務所で代行したことがありました。

イタリア語訳を領事館に持って行ったところ、数日後に連絡があり、翻訳に誤りが多くて受け付けられないとのこと。

多少のミスなら修正することもできるが、これだけ間違えていれば信頼性がないので手続きできないと言われ、結局、大使館の認定翻訳者に依頼し直し、時間も費用も余分にかかりました。

イタリア語翻訳、要注意です!


 オーロラのサイト「契約書日・英の作成、翻訳、リーガルチェック」 

 オーロラのサイト「証明・認証アポスティーユなどの取得代行、翻訳」

 オーロラのサイト「外国人の在留資格(ビザ)申請」

 

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