ホームプロフィール 事務所概要・地図問合せフォームENGLISH
教えて!オーロラ 契約書のこと、アポスティーユ認証のこと、英語のこと
2013.06.08

「行政書士」の英訳は何がいいか、名刺やウェブサイトに英語で何と書くか、ということが、周囲の同業者との間でちょこちょこ話題になります。

私個人としては、どの英語表記が最もふさわしいかという結論には、まだたどり着きません。

 

「行政書士」 

(1) 一般的な和英辞書では、Administrative Scrivener と出てきます。

(2) 大阪府行政書士会のウェブサイトには、GYOSEI-SHOSHI Lawyer と表記されています。

(3) Immigration Lawyer という表記もよく見かけます。

(4) Solicitor という表記も見かけます。

(5) Certified Administrative Procedures Specialist という表記もある(あった?)ようです。

 

(1)は、「行政書士」をそのまま英語に置き換えたものなので文句の付けようがないはずなのですが、具体的に何をする職業なのかさっぱりわからないという、日本語の「行政書士」と同じ問題を引きずっています。

また、Scrivenerは古い単語で、英語が母国語であってもいわゆる「最近の若いヒト」は知らないんじゃないか、とも聞きますので、英語が母国語じゃなければますます知らない言葉でしょう。

(2)は、日本語でも意味がわかりにくい「ぎょうせいしょし」を英語で伝えるのは不可能だと、意味を伝えることはいさぎよく放棄して、音を伝えることに専念しているのでしょうか。

(3)は、Immigration(ビザの手続)をまったく扱わない行政書士も多いので、一般名称としては適さないと思います。

(4)は、イギリスのSolicitor(事務弁護士)制度を知らない人には通用しません。

また、もしイギリスがSolicitor制度をやめてしまったらアウトです。

(5)は、長すぎる。

 

最近、(6)Administrative Lawyer という表記を知りました。

短いし、わかりやすいし、業務内容のイメージも伝わる。

大賛成したいところですが、Lawyer という語を使うのが妥当かどうかという大問題を考えなければなりません。

いまのところ、一般名称としての「行政書士」の英訳に Lawyer を使うのは個人的に賛成できないので、(6)もやはり、私の中ではボツということに。

 

そういうわけで、古(?)英語、「Administrative Scrivener」を使い続けています。

 

ちなみに、 弁護士の英訳は Lawyer の他に、Attorney や Attorney-at-Law もあります。

アメリカなどの弁護士が自分のことを言うとき、たとえば、「私はXXXXを専門としている弁護士です」と自己紹介するときや、メールの末尾に「弁護士XXXXX」と記名する場合には、Attorney をよく見かけます。

辞書(Black's Law Dictionary)をひくと、Lawyer も Attorney も、どちらも同じ意味のようです。

どちらを使うかは好みの問題でしょうか。

 

同様に、契約書の英訳は Agreement と Contract がありますが、契約書のタイトル(たとえば「売買契約書」)で使う語としては、Agreement を圧倒的に多く見ます。

一方、「契約書の起案、翻訳」などと言うときには、Contract がしっくりくるような気がします。

これも好みの問題でしょうか。

 

(後日談)

法務省が進めている日本法令外国語訳では、2013年9月から、 

行政書士 = Certified Administrative Procedures Legal Specialist

と表記するようです。

直訳すれば「公認行政手続法律専門家」で、「Administrative Scrivener」よりも実態は正しく伝わるでしょうが、長すぎ・・・。

 

オーロラのサイト 「契約書(日・英)の作成、翻訳、リーガルチェック」

オーロラのサイト 「証明・認証(アポスティーユなど)の取得代行、翻訳」 

 

ホームプロフィール事務所概要・地図問合せフォーム リンク集
英文契約書の作成日本語契約書の作成英文契約約書の翻訳日本語契約書の翻訳
契約書のリーガルチェック文書スピード相談ENGLISH
Copyright © 法務・翻訳事務所オーロラ all rights reserved.