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教えて!オーロラ 契約書のこと、アポスティーユ認証のこと、英語のこと
2013.06.22

契約は通常、2者間で締結します。

「売主」と「買主」との間の商品売買契約は、法人が締結する契約で一番多いタイプでしょう。

個人なら、「貸し手」と「借り手」との間の金銭や部屋を借りる契約、「雇用主」と「労働者」との間の雇用契約に遭遇することが多いのではないでしょうか。

たとえば「売主」と「買主」との間の売買契約の場合、売主のXXXXX株式会社と買主の株式会社YYYYYは、どちらもその契約の「当事者」です。

両方まとめて「両当事者」と言ったりします。

 

日本語の契約書では、「売主は、・・・」、「株式会社XXXXXは、・・・」などと書かずに、一方の当事者を「甲」、もう一方を「乙」と記載することがほとんどです。

どのような種類の契約書であっても、画一的に「甲・乙」です。

長い名称を何度も繰り返すよりも、「甲」、「乙」という一文字の漢字で済ませてしまうのは、確かに合理的ではあります。

甲さんと乙さんの他にもう1人当事者がいる3者間契約では、「甲・乙・丙」となり、 さらにもう1人が関与する4者間契約では、「甲・乙・丙・丁」となります。

 

英語の契約書では、Seller / Buyer (売主・買主)、Licensor / Licensee (ライセンサー・ライセンシー)、など、その契約での立場を表す具体的な名称を使用します。

他に、会社名の略称を使うのもよくあるパターンです。

たとえば、Aurora Corporation と Apple Translation Firm との間の契約なら、それぞれを略して、Aurora / Apple としたり、AC / ATF としたりします。

「甲・乙」に当たる表現はあるのかもしれませんが、 「これがそうか!」という表現は、いまだ見かけたことがありません。

 

さて、契約が3当事者になるケースは、オーロラのお客様の中でもたまに発生します。

その際、3人目の当事者の関与の仕方によっては、「3者間契約×1通」ではなく、「2者間契約×2通」に分けるように、ご提案しています。

たとえば、日本企業(売主)が外国企業(買主)に商品を輸出する売買契約に、売主の輸出手続をサポートする業者も当事者として加わり、3者間契約になっているような場合。

これは、「売主・買主」間の売買契約と、「売主・サポート業者」間のサービス提供契約に分けるべきです。

 

それでは、契約が4当事者以上になるようなケースはあるのでしょうか?

あります。

 

不動産信託がからむ複雑な取引で、当事者が「借入人」、「貸付人その1」、「貸付人その2」、「受託者」、「アセットマネジャー」、「サブアセットマネジャー」、「エージェント」と、7種類の当事者が登場する契約書を扱ったことがありました。

おそらく、「借入人」と「貸付人」の間などで、個別の契約は交わされているのでしょうが、全部まとめた契約書というのも必要だったようです。

権利関係が飛び交う、恐ろしく長い契約書でした。

 

これほど複雑な事例ではなくても、4当事者になることがあります。

オーロラが出会ったケースでは、音楽原盤を「ライセンスする・ライセンスを受ける」という単純な取引ですが、その原盤が3者(ミュージシャン2名と音楽レーベル1社)の共有物であるため、結果的に4者間の契約、というのがありました。

これは、上記の当事者7種類の契約とは違い、ライセンスする側(ライセンサー)が単に3人いるというだけで、内容は複雑ではありませんでした。

 

4当事者(以上)の契約書なんて起案したら、頭が爆発しそうです。

 

オーロラのサイト 「契約書(日・英)の作成、翻訳、リーガルチェック」

オーロラのサイト 「証明・認証(アポスティーユなど)の取得代行、翻訳」 

 

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